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便秘を放っておくと一体どうなるの?

便秘になったとき、どうしますか?下剤やサプリメントを飲む人もいれば、そのうち出るからと気楽に構えている人もいるでしょう。しかし、本当に便秘を放っておいても大丈夫なのでしょうか?便秘が長引くとどうなるのか、その危険性についてお伝えします。

 

便秘を放っておいても大丈夫?

平成25年度の「国民生活基礎調査の概況」によると、日本で便秘に悩む人は約470万人もいるそうです。性別で見ると、女性の方が男性より便秘率が高く、特に10代〜40代にかけては、その差は3〜4倍にもなります。確かに、女性は便秘がちなイメージがあり、特に妊娠中は便秘トラブルも増加します。原因は様々ですが、女性ホルモンや筋肉量が関係していると言われています。そんな一見ありふれた便秘ですが、軽く見て放っておくと大変な自体になりかねません。身体の中に便がある状態は、毒素を溜め込んでいるのと同じですから、腸内に長く留まっているほど危険です。場合によっては、生命を脅かすほどの状態になることもあるのです。

 

便秘が原因でおこる病気とは?

○腸閉塞

まれにですが、死に至る場合もある非常に恐ろしい病気です。口から入った食べ物が、小腸や大腸で滞り、排出されていない状態です。腸が膨らみ、吐き気やひどい腹痛が現れます。手術後の癒着や大腿ヘルニアにより発症する場合が多いですが、ひどい便秘が続いて便が硬くなり、腸閉塞となる場合があります。自然治癒はしませんので、自覚症状がある場合は、すぐに受診しましょう。

○直腸瘤(ちょくちょうりゅう)

女性がなることが圧倒的に多い病気です。便秘の他、出産なども発症する原因です。肛門付近の直腸壁の一部が膨らむ症状で、いきんでも排便しづらい「直腸性便秘」の主な原因です。必要によって下剤を使用しますが、まずは医師の診察を受けましょう。

○大腸がん

便秘が直接の原因になっているのかは、まだ解明されていません。しかし、腸内細菌の悪玉菌の中には、大腸がんに関与している種が発見されています。便秘により腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えると、大腸がん発生のリスクは高まると考えられます。健全な腸内環境を作ることが、予防法の1つです。

○大腸憩室炎(だいちょうえんけいしつえん)

憩室とは、大腸にできたくぼみのことで、日本人の10人に1人は憩室があると言われています。通常は無症状で、特に治療は必要ありません。しかし、便秘により腸内圧力が高まると、憩室に炎症が起こり、腹痛、発熱、出血といった症状が出ることがあります。

 

便秘と痔の関係って?

便秘で心配なことといえば、上記の病気の他にも「痔」がありますね。「ひどい便秘が治ったと思ったら、痔になってしまった」という話は聞きますし、妊娠中に便秘になり痔を併発してしまう妊婦さんも多いものです。便秘が起こると、なぜ痔になったりするのでしょうか?痔にも種類がいくつかありますが、便秘と関係が深いのは「いぼ痔」と「切れ痔」です。

いぼ痔は強くいきむことによって、肛門周りの血液の巡りが悪くなり、いぼのような状態になることで発症します。初めは肛門の内側にできるので痛みはありませんが、便秘が長引き、いきむ回数が増えるにつれて、徐々に外側に出てきます。そうなると触れただけでヒリヒリと痛みます。切れ痔は、排便時に強くいきんだために、肛門の周りが裂けた状態です。出血を伴う場合もあります。排便すると強い痛みがあるため、便意を我慢しがちになり、結果ますます便秘になり痔が悪化する場合があります。

 

便秘を予防するためには?

放っておくと、思わぬ深刻な事態になる便秘です。便意を感じたら、すぐにトイレへ行くことを心がけましょう。また、腸内フローラを整えて、排便しやすい環境を作ることも大切です。ひどい便秘になる前に、対策をとりましょうね。