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下痢になるメカニズムってどんなもの?

便秘も困ったものですが、下痢も同じくらい困ってしまいますね。「下痢止めは使わない方が良い」なんていう話を耳にすることもありますが、本当でしょうか?下痢の起こる仕組みと、薬を使うべきかどうか症状別にお伝えします。

 

下痢とはどういう症状?

それまで何ともなかったのに、急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んでしまう。こんな経験をされた方は多いでしょう。医学的には、1日に排泄する便の水分量が200ml以上の状態を下痢といいます。もう少し分かりやすい定義で言いますと、便中の水分量が70%を超えるとやわらかい軟便となり、90%を超えると下痢となります。下痢を起こすと、大量の水分が排出されますので、脱水症状にも注意が必要です。

 

下痢止めは使った方がいいの?

下痢には、大きく分けて2種類のタイプがあります。過敏になった腸が原因で下痢になるタイプと、ウイルスなど病原体が侵入して腸が排出しようと動き下痢になるタイプです。腸が過敏になっている場合は、腸の状態を落ち着かせることが大切になりますので、下痢止めを使った方が良いでしょう。ウイルスなどの病原菌が原因の場合は、身体にとって有害だから腸が排出をしています。これは排出したほうが良いため、下痢止めは使わない方が良いでしょう。

 

過敏になった腸が原因の下痢とは?

それでは、もう少し詳しく下痢の種類と原因を見て行きましょう。まずは過敏になった腸が原因のタイプです。腸が過敏になってしまう理由は、以下のことが考えられます。

○暴飲暴食

過度に飲食物が体内に入ることにより、腸の働きが追い付かず、水分を吸収しきれなくなり、下痢になります。少し腸を休めることで、回復する場合がほとんどです。

○身体の冷え

「お腹を冷やすと下痢をするから」と言って、夏の暑い夜でも、赤ちゃんのお腹にだけはタオルケットをかけたりしますね。科学的に原因は解明されていないのですが、自律神経の乱れが腸活動に影響を及ぼしていると考えられています。

○ストレス

ストレスにより自律神経のバランスが崩れ、腸が活発化し、下痢を引き起こします。慢性的な場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。

○消化不良

胃で上手く消化されなかった食べ物があると、腸に負担がかかり、水分が上手く吸収されずに下痢となります。

 

ウィルスなどの病原体が原因の下痢とは?

○食中毒

食中毒になり細菌感染すると、腸粘膜に障害がおきて、分泌液が過剰になり下痢になります。腸内フローラはバランスが崩れています。

○食物アレルギー

腸が異物と判断し、身体からアレルギーを排出しようとして、下痢を起こします。

○悪玉菌の増加

腸内細菌の1種である悪玉菌が増えると、腸内腐敗が進みます。そうすると、有害物質やガスが発生し、下痢を引き起こします。

○旅行先で食べ慣れないものを食べる

腸内フローラが上手く適合せず、分解や排除が上手く働かなかったために、下痢になります。

 

ストレスが多いと下痢をする?

「過敏になった腸が原因の下痢」でも触れたように、ストレスが原因で慢性的な下痢になる場合があります。過敏性腸症候群といいます。女性は、便秘と下痢を繰り返すことが多く、男性は下痢になることが多い疾患です。現代人の多くが抱えている、もしくは予備軍である可能性があります。神経質な人や真面目なひとほどかかりやすく、先進国に多いとされています。症状がひどくなると、内科や心療科の受診が必要になります。

ストレスが多いとなぜ下痢になるのか、詳細なメカニズムは解明さえていませんが、脳と腸には関わりがあると考えられています。下痢により腸内フローラに変動があると、さらに腸内環境が悪化して下痢を呼ぶという悪循環になりかねません。過敏性腸症候群の場合にも、まずは腸内フローラを健全な状態に保つことで、症状を和らげることができると考えられています。