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便秘になるメカニズムってどんなもの?

妊娠中のマイナートラブル第一位は「便秘」です。元々女性はなりやすい傾向がありますが、妊娠中はさらになりやすいため、注意が必要です。今回は、便秘の種類と症状、そもそもなぜ便秘が起こるのかについてご説明します。

 

何日出ないと便秘でしょうか?

まず、便秘とはどのような状態かご存知でしょうか?「便秘になっちゃって」という人に、何日出ていないのか聞いてみると、「二日」という人がいたり「五日」という人がいたりと、答えがまちまちですね。赤ちゃんの場合も、毎日便通がある子もいれば、5、6日溜めて出す子もいます。その場合、小児科医は「機嫌が悪かったり、お腹が張って苦しそうでなければ、その子のペースだから心配いらない」と答えるようです。

実は、便秘には決まった定義がないのです。日本内科学会によると、『3日以上排便がない状態、または排便があっても残便感がある状態』としています。日本消化器学会では、『明確な定義があるわけではありません』とした上で、『問題となるのは排便困難や腹部膨満感など症状を伴う便通異常=「便秘症」』としています。

まとめると、下記のような症状が出た場合は、何らかの対策をした方が良さそうです。

・3日以上出ていない場合は要注意

・お通じはあっても、出づらい

・お通じがあっても、すっきりしない

 

排便される仕組みとは?

便秘の仕組みの前に、どのように便が作られ、排出されるのかご説明しましょう。まず、口を通じて体内に食べ物が取り込まれます。食べ物は、食道を通り胃へと入ります。胃の中に食べ物が入ると、脳は腸に動くように指令を出します。腸が動き出すと、便は肛門へ運ばれます。そして便が直腸にたどり着くと、便意を感じ、肛門周りの筋肉が動いて排便に至ります。ちなみに、生まれたばかりの赤ちゃんが、飲むとすぐにうんちをすることがあるのは、肛門にまだ筋肉が少ないため、腸が刺激を受けるとすぐに排便されてしまうからです。

 

どうして便秘になるの?

便秘の原因は、大きく二つに分けられます。

・腸内が狭くなっているもの

・腸内が狭くなっていないもの

便秘で悩む大半の方は、「腸内が狭くなっていない」タイプですが、もし「腸内が狭くなっている」場合は大変です。大腸がん、腸捻転、腹膜炎などが考えられますので、至急医師の診察を受けてください。便に血が混じっている、熱が出ている、関節が痛む、家族に大腸がんを患った人がいるなどの場合は、腸内が狭くなっている可能性があります。

腸内が狭くなっていない慢性的な便秘の場合、3つの種類に分けることができます。また、その原因には、腸内フローラのバランスが乱れていることが挙げられます。

 

腸の動きが鈍くなる「弛緩制便秘」

大腸の動きが悪くなり、便を押し出せずに溜めてしまう便秘です。高齢者や女性に多く見られます。便が長く腸内に留まるため、水分が吸収されて硬くなったり、お腹が張るような感じを受けます。下剤や浣腸を使って出す方が多いのですが、下剤に頼り切って放置しておくと悪化するので、注意が必要です。

 

腸は活発なのに排便されない「けいれん性便秘」

腸がけいれんしているような状態になり、活発に動いているのに排便されないタイプです。場合によっては、便秘と下痢を繰り返すことがあります。このタイプの方は、過敏性腸症候群の可能性が高く、比較的若い方がなりやすい病気です。性別によっても症状の出方に傾向があり、女性は便秘と下痢を繰り返す方が多く、男性は下痢をしやすくなります。原因は、はっきり分かっていませんが、ストレスが一因になると考えられています。

 

便の押し出しが弱い「直腸性便秘」

肛門付近まで便が来ているのに、上手く出て行かないタイプです。出してもすっきりしなかったり、頑張っていきまないと出ないなどの症状があります。便意を我慢することが続くと、このタイプの便秘になる恐れがあります。便意は我慢しないようにしましょう。