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妊娠中の免疫力低下は、どんな影響があるの?

お腹の中に赤ちゃんが宿っていると、様々な要因により免疫力が低下します。免疫力が下がると、どのような影響があるのでしょうか?妊婦が感染すると危険な病気と、免疫力を上げる対策についてもお伝えします。

 

免疫が落ちると、どうなる?

免疫とは、身体の中の有害な異物を見つけ、排除することで健康を守るシステムです。つまり、免疫が働かなくなると病気にかかりやすくなってしまいます。免疫機能がなくなった場合の極端な例をあげますと、多くの人が命を落とす原因となっているHIVは、人から免疫機能を奪うウイルスです。もちろん、妊娠中の免疫力低下は、そこまで恐ろしいものではありません。通常時よりも風邪やインフルエンザにかかりやすくなる程度で、免疫力はちゃんと働いています。しかし、それでも免疫力が落ちているのも事実です。感染すると、母体はもちろん胎児にまで危険が及ぶ感染病もあり、注意が必要です。

 

妊娠中に感染すると、危険な病気5種

免疫力が低下している妊娠中は、普段よりも病気にかかりやすくなっています。風邪やインフルエンザなどであれば、あまり重篤なことにはならないのですが、次にあげる感染病にかかると大変危険です。流行している場合は、しっかり対策を取りましょう。

 

1.風疹

症状は、発熱、発疹、リンパの腫れ、関節痛などで、体全体に小さな赤い発疹が出るのが特徴です。3〜4日程度でおさまり、通常であればそれほど重い病気ではありません。しかし、妊婦が初めてかかった場合は、胎児に重篤な影響が出る場合があります。難聴、白内障、緑内障、発達障害などが懸念されます。感染力は弱いウイルスですが、大人で症状が出ない場合もあるため、抗体のない妊婦は注意が必要です。

 

2.りんご病

ほっぺがりんごのように真っ赤になる伝染病です。潜伏期間が1〜3週間あり、症状が出ていなくても感染していない場合があります。妊婦が感染すると、3割が母子感染を起こします。胎児に感染した場合、その3割が流産や死産になると言われており、危険性の高い病気です。

 

3.水ぼうそう

身体中に赤い発疹ができ、かゆみを伴います。子どもがかかりやすい病気のため、政府から補助がでる定期の予防接種にも指定されています。大人はあまりかかりませんが、免疫力が下がっている妊婦は発症すると重症化する傾向があります。母体が危険になる他、胎児にも感染する場合があります。胎児が感染した場合は、視覚障害や低体重出産、流産の危険性があります。

 

4.リステリア菌

ナチュラルチーズや生ハムなどの非加熱食品に生息し、食中毒を引き起こす細菌です。免疫力が下がっていると、少量でも感染しやすくなります。ひどい場合は、敗血症や髄膜炎を発症し、死に至る場合があります。また母子感染が起こると、流産や早産、死産となる場合がありますので、注意が必要です。

 

5.麻しん(はしか)

子どもが多く感染する病気ですが、近年は成人でも感染者が増えています。感染力は非常に強く、抗体がないと100%感染すると言われています。症状は、初めに風邪のような症状が出た後、高熱と全身に発疹が見られます。妊婦が感染すると、流産や早産を起こす危険性があります。

 

免疫力を上げて、病気を予防するために

妊娠に伴う細胞性免疫力の低下は、赤ちゃんを守るための仕組みであるため、解消することはできません。しかし、下がってしまっている免疫力を、さらに下げないようにしなければいけません。そのためには、規則正しい生活を送り、ストレスを溜めないようにして、腸内環境を整える必要があります。人の免疫細胞は、およそ7割が小腸で作られているのです。善玉菌を増やして、免疫細胞が正常に働く環境を作りましょう。